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ルームシェア妄想小ネタM(夢注意)

許さないっ!!って、方は、回れ右でお願いします。



三成→三 吉継→吉
半兵衛→半 官→官兵衛
管理人・未央奈→未


Take24

未「えっ!?刑部が!?わかりました。直ぐに伝えます。」

二人が暮らすマンションに、電話があった。

未「三成!大変!」

三「どうした?」

未「半兵衛から電話があって、刑部が倒れて病院に運ばれたって…。」

三「何だと!?刑部が!?」

未「直ぐに官兵衛を迎えにやるから、病院に来るようにって…。」

三「っ…!わかった。」

未「私も一緒に…。」

三「勝手にしろ…。」


官兵衛の車で、二人は、病院に向かった。


三「半兵衛様!」

半「三成君。」

三人が病室に着くと、半兵衛がベッドの傍らに座っていた。

三「刑部…。」

ベッドには、酸素マスクと点滴の管に繋がれた吉継が眠っている。

半「今朝、朝食に来ないから、部屋を覗いたら、吐血したみたいで…倒れてて…。」

半兵衛は、ぐっと唇を噛んだ。

半「僕が…もっと早くに気付いていたら…。」

三「半兵衛様…。」

半「まだ、意識が戻らないんだ…。最近、調子が良さそうだったから、油断してた。」

そう、自分を責める半兵衛の顔色も、すごく悪い。

官「半兵衛…。お前さんも顔色が悪いぞ?」

半「大丈夫だよ。」

だが、立ち上がろうとして、そのまま倒れてしまった。

半兵衛を抱えて、官兵衛は叫んだ。

官「言わんこっちゃない!三成!刑部を頼んだぞ!」

三成は、無言で頷いた。



Take25

夜。

二人きりの病室。

三成は、吉継の右手を強く握って、自分の頬に寄せた。

三「刑部…。」

手のぬくもりは、彼が、まだ生きている証拠。

三(お願いだ…。昔のように、私を置いて逝かないでくれ…。)

前世の彼は、戦いの最中、還らぬ人となった。

命を賭けて戦った日、それが、9月15日、今日だった。

少ない前世の記憶の中、三成は、この日が、何故か不安で仕方なかった。

彼が、どこかに消えてしまいそうで…。

三「刑部…。刑部…。」

涙が溢れて、お互いの手を濡らす。

親友…。

恋人とはまた違う、特別な存在。

大切な大切な存在。

不安な心を表すかのように、外は、いつの間にか、大嵐になっていた。


吉継が意識を取り戻すと、右手にぬくもりを感じた。

朧気な視界で、そのぬくもりを見る。

吉(三成…?)

三成は、吉継の手を握ったまま、眠ってしまっていた。

吉(そうか…。我は…また…生き延びたのか…?ぬしの側に、居ても良いのだな?三成や…。)

手を動かそうとするが、それは叶わなかった。

規則正しい寝息に誘われるように、ゆっくりと目を閉じる。

吉(我も、ぬしも、愚かしい者よの…。)

三成が、目を覚ましたのは、それから、直ぐのことだった。


つづく…?


はい、大遅刻(爆)

関ヶ原の戦いの日ネタでした。

なんだかんだで、三成は、刑部に依存しているというか、そんな感じです。

義風堂々での、刑部がめっちゃ男前だったので、滾って書いてしまいました。

それでも、3週間くらい経ってたり…(汗)

ぐだぐだで申し訳ない。
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