今日の午前11時5分、ゆうこがバタバタ働いたり会社のトイレ行ったりしてる時、はなちゃんが息を引き取りました。
夫がひとりで看取りました。
これはもう、この時を選んではなちゃんが旅立ったとしか思えない。
はなちゃん、ありがとう。
今までありがとう。
火葬の予約は水曜日で、それまでは亡骸を家に安置します。
水とお菓子をお供えしました。
ゆうこが会社から帰ってきたら、出かけた時とほぼ何も変わらない状態で、これは大変と大慌てで片付けやら洗い物やら洗濯やらしました。
はなちゃんの使っていたトイレ。水の器。レジャーシート。シーツやタオル。
冷蔵庫の中には病院で出された栄養食。シリンジ3本。
汗が滴り落ちました。
はなちゃんごめんね。
でも、父さんのためだから。
洗濯機を何度も回し、はなちゃんの膿みの匂いを洗います。
ゆうこは今日、体調不良でとても大変でしたが、なんとか頑張れました。
はなちゃんのお陰です。
明日も頑張る。必ずはなちゃんに恥ずかしくない生き方をする。
今日はこれから、夫が帰宅してもちゃんと寝られるように整えなくてはなりません。
私は妻だから。
夫さんを支えるために一緒になったのだから。
はなちゃんが寝ていた周りはひどく汚れて、でも可愛いはなちゃんの汚した痕なんだ。
頑張って綺麗にする。
明日は雨なの?
洗濯物が心配ですね。
夫は今夜も頑張っています。
夫とはなちゃんはいつも一緒だった。
姑というものを持たないゆうこにとって、はなちゃんは可愛い優しいお姑さんでした。
はなちゃん、ありがとう。
今はゆっくり休んでね。