警視庁の45歳の警部補が、中国人の女とともに、東京・大田区のビルで客に売春をさせる店を経営していたとして、売春防止法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、警視庁万世橋警察署・刑事組織犯罪対策課の警部補、垣副朋彦容疑者(45)と、中国籍の姜丹容疑者(35)です。

警視庁によりますと、垣副警部補と姜容疑者は東京・大田区のビルで、客に売春をさせる店を経営していたとして、売春防止法違反の疑いがもたれています。

店は1年ほど前から営業していたとみられ、警視庁が捜査を進めたところ、部屋から垣副警部補の名刺が見つかったほか、垣副警部補が合鍵を持って月の半数近くをこのビルで過ごしていたことが分かったということで、警視庁は売り上げなど店の実態を調べています。

警視庁によりますと、2人はいずれも容疑を否認し、垣副警部補は「売春が行われていたことは知っていたが、経営には関わっていない」と供述しているということです。

また、警視庁はこれまでのところ捜査情報の漏えいなどは確認されていないとしています。

警察官の逮捕について、警視庁は「言語道断の行為であり、極めて遺憾です。今後、捜査を徹底し、厳正に対処したい」としています。
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