山形市保健所 濃厚接触者のPCR検査 無症状は実施せず

07月20日 20時37分

新型コロナウイルスの感染者が急増するなか、山形市保健所は重症化のリスクが高い人への対応を優先するため、これまで学校や保育園などで実施してきた濃厚接触者全員へのPCR検査などを、症状がない場合は、実施しないことを決めました。

県内では20日、感染者が過去最多となる中、山形市保健所は、重症化のリスクの高い人や症状がある人への対応を優先するため、小中学校のほか保育園や幼稚園で感染が確認された場合の濃厚接触者への対応を変更することを決めました。

これまで保健所は原則として、症状がない人を含む濃厚接触者全員にPCR検査や抗原検査を実施していましたが、今後は、検査を症状がある人と重症化のリスクの高い人に限定し、無症状の人は実施せず、自宅待機にするということです。

また、保健所は感染者が確認された場合、これまでは学校などに依頼して濃厚接触者とみられる関係者のリストを提出してもらっていましたが、今後は、対応をより迅速にするため保健所が依頼しなくても速やかにリストを提出するよう求めることにしています。

山形市保健所は、21日から対応を変更するということです。