夫と市役所に行きました。

マイナンバーカードの受け取りです。
特別定額給付金や持続化給付金やらが支給され、特に急ぎでもないのですが、この機会にと。

引換葉書やら通知カードも持ち、暗証番号も記入して準備万端です。

だが例によって夫の腰が重い。
なかなか出かけようとしません。
これは何なんですかね。最初に行くと言った時間より、1時間くらいは遅延します。

ま、間に合うならいいんであろうと、市役所にたどり着きましたが。
36人待ち( ̄▽ ̄)

だからサッサと行けばいいのに。

夫はこういう呑気な所があり、育ちの良さをうかがわせます。

一見呑気ものなようで、抜け目のないゆうことは正反対と言えるでしょう。

若い時代のゆうこなら、ボロクソに罵っていたでありましょうが、たいして急いでもいない(ゆうこだけは)ので、鷹揚に構え、無言でただただ待ちます。

子供たちが小さい頃ならこうはいかない。
本当に子育てというものは命がけ。ピリピリしてギスギスして、どんな円満なご家庭も波風が立つものです。

赤ちゃんを育て始めた頃の事を、ふいに思い出したのですが、そりゃもうまったく責任重大過ぎて、神の領域ですよ。

産着に包まれた、生まれたての命。
自分が産んだなんて事よりも、天から授かった大切な地球の宝物。
何も出来ない、新し過ぎて壊れそうな生き物。

それをだね、ひたすらに大きくするために、夜も眠れず世話をし続けるわけですよ。
飲ませる、シモの世話する、眠らせる、着替えさせるなどの労力は言うに及ばず、何よりも母親を疲弊させるのは、そのプレッシャーというか、責任感ではないでしょうか。

ゆうこはそうでした。
可愛いし愛おしいし、それは認めよう。
しかしそれ以上に
「世のおっかさん達がやり仰せてきた一大事業、己にも出来いでか。何としてもやり通さねばならぬ。お止めくださるな行かねばならぬ。ゆかねばならぬ〜!」
とかなんとかそんな悲壮なプレッシャーが全身を覆っていましたよ。

天からの授かりものは次第に成長し、何処にでもいるクソガキに成り下がり、だんだんサボる事も覚えた母親も気が楽になるのですが。

若い時はゆうこも、怒ったりイライラしたり、よろしくなかったな〜。

まぁ今更なので、夫との関係を良好に保つ事だけを考えていますが。

夫とふたり無事にマイナンバーカードを受け取りました。
更新とかあってめんどくさいですね。

でも、子育てというこれ以上ないめんどくさい仕事をやり遂げたゆうこですので(笑)何とかなるでしょう。

今のゆうこは老猫介護です。
明日は雨だそうだね。