夫の店の、超常連さんが亡くなりました。
私や夫と同じ54歳。

生涯独身で、夫の店に毎晩通うのが日課でした。
いつも来てくれて、ひとりで飲んで食べて、サッサと帰って次の日の仕事もちゃんとする人でした。
食べる事が唯一の楽しみって感じで、その点でうちの夫ととても気が合い、ふたりで有名な天ぷら屋さんに行って、美味しかったのですが上品な量で(笑)満足できなかったらしく、串揚げ田中にハシゴして存分に食べたという逸話があります。

私と3人で函館旅行にも行きました。
2年前。

行きの新幹線に乗る前から、大宮駅の新幹線ホームで長々と待っていてくれました(^^)
新幹線の車内で、うちの夫がNewDaysで買った朝食を貪り食っているのに、彼は『ラッキーピエロでふたつ食いたいから』と、何も食べないのです。
私は可哀想になって、ビスコを差し上げたのですが、それも食べない。

どれだけラッキーピエロに期待しているんだ(^^;
まあ私もでしたが。

ああ。楽しかったなあ。

本当に亡くなったの?
嘘じゃないの?

これから悲しみがどんどん押し寄せてくる。
特に夫がそうだと思います。

私にはどうする事も出来ないので、とにかく普段どおりに優しくします。
夫はこれまでも沢山の『死別』という試練を乗り越えてきた人なので、壊れる事は無いと思います。
思いたい。

今日も一日お疲れ様でした。