寝顔はまだまだ赤ちゃんみたい♪
夜寝ついたら朝までグッスリ
我が家思いなべびちゃんです。







ママは夜中に職場からの
電話で目を覚まします。

在宅診療で訪問している
患者様が亡くなったという
知らせの電話でした。


まだまだ最近お宅に
訪問をするようになったばかりで
口から食べられないから
毎日点滴をしましょうと
9月に入ってから毎日点滴をしていたんだけど

でも本人は毎日の点滴を嫌がり
「もう十分に生きた。
点滴は1日おきか1週間に1度でいい」
そう訪問看護師に伝えた様子。


「じゃあ、月、水、金にしましょう」
そうして点滴を減らしたら
直ぐに脱水を起こして高熱。

また1週間毎日点滴をすると
朦朧としていた意識もしっかりし
お孫さんや親戚の訪問を喜び
ニコニコしていた様子。


でも水分が入ると
今度は痰が増えて苦しむようになり
お家で吸引なんかもしてたんだけど

今留置している点滴の針が
ダメになったら点滴をやめます
そうご家族様が決意されました。


9月頭に入れ直した点滴の針は
月末まで持ったようだったけど
ついに腫れて抜針。

同日私たちもお邪魔し
誰も言葉にはしないけど
ここから看取りの看護が始まりました。


「ありがとうございました」と
しっかり自分の言葉でお礼を言い
手を握って頭を下げてくれて

何となくもう、
この笑顔を見るのは最後だろうと
思ってはいたんだけどね、

それから4日
息を引き取られたと言うご連絡でした。




正直、病棟経験の方が長いわたしは
「生かす医療」を沢山してきたからか
点滴をやめると言われた時は複雑だった

まだまだ血管だって確保できるし
繋ごうと思えば
繋がったであろう命。


でもご本人やご家族の思いを尊重する
これが在宅医療なのだと
学ぶ大事な経験になりました。



たくさんの管に繋がれて
病室でポツンと最期を迎える方も
たくさんたくさんみてきたけど、

住み慣れた家で、大切な家族に囲まれ
自然な死を迎える、
これもまた素敵な在宅医療



看護師のキャリアはまだまだだけど
今の職場に入職してから早15年。
新しい分野で看護をしてる今が
なんとも新鮮で勉強になります。


入院患者様よりも、
もっと患者様やご家族とも
近い距離で接する事ができて

わざわざ病院まで
わたしを訪ねてご家族様が
お話をしに来てくださったりと

少しずつ信頼関係も深め
いろいろ勉強させて頂いています


在宅診療担当を引き継いでほしい
そうして今の部署に異動し
そんな未知の分野の看護に
携わるようになって9カ月

ほぼ1人で何十人もの方を
担当しているのは大変だし
休日や夜間も絶えず連絡が入るけど
やりがいはあるなと感じています。




そんなこんなで。





いろいろ思いながら
ここに書き留めていたら
すっかり目がさめてしまったwww


そろそろ寝ましょうかな、
おやすみなさい。