運転見合わせって…
まぁ、少ししたら動くんだろうとのんきにしてたら、復旧の見通しは経っていないと。
…あれ?
家に帰れないぞ…
そこで今度は、茨城の実家が心配に。
母親の携帯に数十回かけたらやっと繋がって、生きていて安心した。
父親の携帯にもかけたんだけど何回やっても出なくって、公衆電話からかけても出なくって…
すっごい不安になりながらも、夜には母親に、父親の無事を知らされました。
まぁそれは置いといて、
帰れないなら仕方ないと、どうしようか悩んでいたら友達から電話が。
そう。
偶然友達が住んでる市でバイトしていたので、それを以前その友達に話してたんです。
「もしかしたら澪音、○○市に居る?」
って聞かれ、居る居るっ!と答えたらやっぱり〜と返ってきた。
「電車が止まってるみたいでさ、復旧の見通しもたってないみたいで…」
「じゃあ今日はうちに泊まりくれば?電車動いてないんじゃ帰れないでしょ〜」
なんと有り難いお言葉!
取り敢えずも少し待ってみる、と言って電話を切り、市内を歩くうち。
じっとしてるとホント寒いんです。
ずーっと歩き続けてたら、疲労と眠気が襲ってきまして。
どっか座れる場所…
とうろついてたら、公園発見。
よっし。
仮眠をとろう。
…ってコトで、冬の寒空の下でちょっとの間寝るコトにしました。
起きたの何時だっけ…
確か18時30分くらい。
携帯開いたら友達から着信2件入ってて、かけ直してみたら
「やっぱり今日うちに泊まった方がいいよ。お母さんも、緊急事態だしおいでって言ってるよ」
って言われたので、温かいお言葉に甘えて友達の家にお邪魔します。
着いたのは19時過ぎだったかな…
そこで、テレビで初めて地震のニュースを見て、愕然とした。
岩手と、宮城と、福島の現状に。
リアルタイムでそれが起こっているコトが信じられなかった。
津波が民家をのみ込んでる映像や、延々燃え続けている炎や、見る度増える死者と行方不明者数。
凄く怖かった。
普段ニュースなんて見ないけど、この時はホントにずっとニュースを見てた。
余震もあって全然眠れないし、auから地震発生メールが来るコトなんて初めてだったからメールが来た音でもう驚いて心臓止まりそうになったくらい。
今現在も、まだ来る時あります。…よね?auの皆さん。
余震がある度「今○○で地震発生しました」ってニュースキャスターが言って…
茨城も結構強い揺れだから家族や友達のコトも凄く心配で。
後から聞いた話なんですが、母親が帰宅したら家の中がぐちゃぐちゃだったそうです。
靴箱は倒れて、金魚の水槽は割れてしまい、ずーっと元気に何年も生きてた金魚は全滅。
リビングも、キッチンも、勿論うちの部屋も全てがぐちゃぐちゃだったって。
友達の家は屋根から瓦が落ちて半壊。
母親の友人の家も瓦なんですが、やはり瓦が落ちてしまい、直して貰おうと電話したら100人待ちで、順番が回ってくるのは3年後だと言っていました。
あまり睡眠がとれずに朝になると、明るくなったからかやはり死者は増えていた。
電車が動いているとニュースで見たから、友達や友達の母親(父親は仕事場から帰宅出来なかった)に御礼を行って、JRではなく違う線でなんとか自宅までたどり着きました。
途中、すれ違う人はホントに普通で、
こっちの方は崩壊した家もなく、ニュースで見たような地震がホントに来たのかすら、やはり信じられなかった。
(続く)