かなり暗い話になりますので、それがダメな方はお戻り下さい。







友達がいなくなって、もう四日。気持ちが追いつきません。胸に穴が開くってよりも、息苦しい感じ。胸いっぱいに、何かを詰め込まれているような感覚。

高一のときに仲良くなったのですが、どうやって仲良くなったかは覚えていません。でも、すぐに打ち解けていたのは確かです。
私が見た夢が、アニメにありそうな一部だったので、それを物語にし、漫画にしようということになって、最初は三人で始めていましたが、あとから一人増え、四人で合作漫画を描くことになりました。
私はシナリオを考える方だったのですが、彼女は主人公、その他数人キャラを描いていた上に、コマ割りまでしてくれていました。
私が長くシナリオを書いたせいで、修学旅行に行っても描いていたのもいい思い出です。
卒業してからも、ときどき集まって描いていたのですが、なかなか進めることが出来ず、彼女が亡くなってしまった今、もう完成させることは出来ません。
今思うと、この合作漫画のキャラを描いて、持たせてあげればよかったと思います。どうやら、そんなこと思いつく余裕がなかったみたいです。
なので、私もここで描いておきます。彼女が一番描いたキャラ、主人公。小さく描いてるのも結構描いてるキャラです。


働くようになってからあんまり遊べなかったですが、彼女とメールするときは、必ず件名でふざけた絵文字などをよくしていたものです。それに乗ってくれる彼女でした。絵茶だって、真面目に描いても、すぐにギャグに走って楽しんでました。
とにかく、楽しいものが彼女は好きだった。
そんな彼女がいなくなったのが不思議でしょうがないし、哀しい。





高校のときに書いた、十年後の自分への手紙。アルバムにその手紙が届くのが楽しみだと彼女が書いていたのに。
まだ返してないDVDだってあったのに。一緒に考えた物語だってまだ書き始めてもないのに。リクだってまだ描いてあげてなかったのに。
どんなに涙を流しても、色んなことを後悔しても、彼女は戻ってこないし、夢にすら出て来てはくれないだろう。
それがわかっていても、まだ立ち直るなんてことは出来ない。月日、もしくは年が過ぎるのを待つしかない。
でも、出来るだけ明るくいようと思う。彼女とはいつかまた会えるのだから。